2011年8月15日

同じ蓮のへだてやはある

今年も暑さの厳しいお盆となりました
それでも、お迎えやお送りの準備をしていると、
なにか身心ともにしゃんとして、
気持ちも少し落ち着いてくるように感じます

この酷暑の中、法起院のはすが花を咲かせてくれました
とても美しく、少しの間、見とれてしまったほどです

法起院のご詠歌では、はすのことがうたわれています

「極楽はよそにはあらじ 我が心
  同じ蓮(はちす)の へだてやはある」

幸せとは自分の心の中にあるものです
極楽に咲く蓮も、この世に咲く蓮も、
その美しさに違いがありますか、いやありませんよ

という意味です

私も、日々の中で感謝を忘れ、
不満ばかりが前に出てくることがよくあります
そんな時、このご詠歌を思い出すと、自分が恥ずかしくなり、反省し、
感謝の気持ちを思い出します

でも情けないことに、また、同じことを繰り返してしまうのですが・・・

反省することまで忘れてしまうことのないように、
そして少しずつ、感謝の気持ちを長く持ち続けられるように、
日々、成長していきたいと思います

はすの花は境内奥手、十三重の塔の入口に咲いています
ここ数日の間、法起院にお参りくださることがあれば、
ぜひ、見てやってください

投稿者 法起院 : 10:36 | -

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